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フランス人の魂(2004.3.29)

先週はずっと寒く、桜も咲いて良いのか悪いのか迷ったことでしょう。
それでも、ちょうど5分咲きと言った感じで「咲く派」「咲かない派」と真っ二つに分かれていました。
まるで、どこかの選挙予想や選挙結果のようですね。

やっと昨日から、春らしい陽気になり、桜も満開になりました。
「桜界」も一件落着といったところでしょうか。

おっと、今日の「お題」と全然関係ないことを書いてしまいました。
こんばんわ、「チーズ村」管理人の賢です。


さて、今日は前回言ったとおりカマンベールがなぜ「フランス人の魂」なのかをお話いたします。

これは、弟がフランスでチーズの修行をしているときにチーズ職人に聞いた話だそうです。

第一次世界大戦のとき、フランス軍の食事は3食ともチーズとパンだった。
戦争初期の頃のチーズは1つ、30kgくらいあるハード系のチーズを食べていた。
ところが戦争途中からハード系のチーズからカマンベールに変わった。

なぜか?

安いから?・・・違います。

栄養価が高いから?・・・違います。

美味しいから? ・・・ある意味あっているかもしれませんが違います。

理由は、その形態にあります。

ハード系のチーズを兵士に配るときは、適当な大きさに切って配っていた。
カマンベールは、木箱に入っていて重さは約250gです。

カマンベールを1人に1箱渡し、1食当たり1/4食べるというふうに決めていた。


弟にここまで話を聞いた私は、

「そうか、切る手間が省けるからか。」と思いましたが、
話の続きを聞いて間違いであることを思い知らされました。

「ハード系のチーズは、適当に切っていたから何人の兵士に渡したかわかんないんだ。」

「 はい?」

「戦争で何人生き残ったか把握するために木箱入りのカマンベールを配ってたんだ。」

「!!!」

「フランスの兵士は、カマンベールを食べながら戦ったんだ。」

「・・・」

「カマンベールが戦争後に爆発的にフランスで広まったのは当時、戦争で生き残った人たちが戦地で食べたカマンベールがわすれられなくて、どうしても食べたいと願ったからなんだ。」


きっと、フランス兵士は戦地で生き残るためにカマンベールを食べ、カマンベールを配給されたときは今日も生き残れたと思っていたのではないでしょうか。
戦うために食べたカマンベール。
何より生きるために食べたカマンベール。
そんなカマンベールは、まさにフランス兵士の魂だったに違いありません。

フランス以外の国々で、カマンベールは美味しいし有名だから作れば金になるなどと言う理由でフェイクを勝手に作ってよいのか疑問です。
もし、作るのでしたらこんなフランス人たちの思いを理解した上で作ってほしいと思いました。


*今日の話は、シリアスなのでオチはありません。

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