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人生の分かれ道(2004.1.25)

妻に一矢報いたつもりが、その矢は全然届かず、しかも相手は私が矢をはなったことに気づいてもいないということが問題ではないかと思いふける今日このごろ・・・
皆さん、お元気ですか?「チーズ村」管理人の賢です。
今回は、このサイトらしくチーズに関する小話をひとつ、ご紹介します。

皆さんには「故郷」は、ありますか?
私には、いっぱいあります。人生35年の間に14回、引越しをしまくりました。
それは故郷と呼べるほど長く住んでいないのでは?」という意見は今回に限り無視です。
売るほど故郷が多い私ですが、むりやりツートップを選ぶと一箇所は神奈川県の逗子市。
もうひとつは、かつて西ドイツと呼ばれた国です。私はこの国に両親・弟と一緒に10歳から12歳のころまで住んでました。(1978〜1980)

今でこそ日本でも有名になったカマンベールですが、私が(西)ドイツにいたころには、まだあまり有名ではなかったと思います。

あれは、(西)ドイツに住んでいるときのある日のこと。
日本でカマンベールが売れるかどうか試食しようということになった。
試食するカマンベールの箱のラベルに円形ハゲのおっちゃんが写っており、弟と「ハゲチーズ、ハゲチーズ!」とはしゃいだことを憶えています。

とにかく、ハゲチーズカマンベールの試食を開始しました。
箱を開ける。
円柱形の真っ白な物体が出てくる。
今まで日本の小学校の給食で出てきていたスライスチーズしか知らなかった私は、その色と形状に少しびびる。
親父が切り分けたものを手に取る。
私はそれをじっと観察しにおいをかぎ、口に放り込む。

もぐもぐもぐもぐ・・・

正直イマイチでした。子供の私にはチョットきつかったのです。
これは大人の味なのかと思いつつ、ふっと隣を見る。

がっがっがっがっがっごくん 
がっがっがっがっがっごくん


・・・
丸々と太った弟でした。
私は弟に「うまいのか?」弟は「うん。」と言って、またカマンベールを貪り食う。

2004年現在、私は印刷会社勤務。弟は親父の会社(チーズ輸入業)勤務。
弟の職業は、(西)ドイツのカマンベールの試食のおかげかもしれない。


*人生まで左右するのかカマンベール・・・

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